【SDGs】女性への暴力をなくす

日本でも、女性が社会で活躍をするのが難しいという問題がよく取り上げられています。女性が社会で男性と同様に、同じ賃金で働くには、たくさんのハードルを乗り越えなくてはいけません。その中の一つに暴力があります。
 
暴力というと、殴られたり、殺害されたりというイメージですが、最近ではセクハラや痴漢なども暴力の一部に入るというように考えられるようになってきています。女性への暴力は、見た目で分かるものばかりではありません。
 
この記事ではフランスで問題視されていた女性への暴力について話そうと思います。

フランスでの女性に対する暴力

フランスでは3日に1人の女性が配偶者によって殺されているというデータがあります。その女性の大半は殺される前に警察に駆け寄り、配偶者に脅されていると助けを求めに行っています。しかし、警察は真面目に扱ってくれない場合が多く、「子供の父親を本当に刑務所に入れてもいいのか?」や「どのような性的暴力を受けたのか話しなさい」など、もうすでに傷ついている女性は、警察からのハラスメントにも耐えなくてはいけないというのが現状です。
 
今年の9月16日にジョアナ・ティリーさん(28)が配偶者に殺害されたときも、ジョアナさんは警察に夫から暴力を受けていると告訴の申し出をしています。夫はその後、尋問されましたが、すぐに釈放されました。その後、ジョアナさんは夫の手により、殺害されました。
 
 
その後、フランスでは「Feminicide(女性虐殺)」の被害を減らすように、警察の対応に対するデモが行われています。

女性シェルターの経営者、ハテム医師

産婦人科医のグハダ・ハテム医師は女性のシェルターをパリ近郊に作りました。そこには、毎日50−80人の女性が訪れており、配偶者から自分や子供を守ってほしいという女性は後を絶えません。
 
 
ハテム医師によると、訪れる女性は様々。普通の家庭で子育てをしているような女性から、貧困に悩む女性、難民生活を長く続けた女性など、どんな社会的地位の女性でも暴力を受けている可能性はあるのです。

どんな暴力を受けているのか

暴力というと、殴られたり蹴られたりというイメージがありますが、それだけが暴力ではありません。もちろん、配偶者に殴られて、目に見える暴力をされて訪れる女性もいます。

そのほかにも精神的な暴力を受ける女性も来るそうです。配偶者に毎日けなされて、暴言を吐かれる。そのような目に見えない暴力は、目に見える暴力と同じぐらいのダメージを受けます。

そして、経済的な暴力もある、とハテム医師は言います。女性が仕事をすることを拒否して、少ないお金しか与えずに家計をやりくりさせる。そして、お金を使いすぎると怒鳴る。日本では社会的にこのようなシステムになっているので、主婦として仕事をしていない女性の中にも、影でこのような暴力を受けている女性もいるかもしれません。

今では、ネット上での暴力も問題視されています。ネット上の行動を常に監視されたり、どこにいるのか追跡するアプリを使ったり、そして女性の携帯を見るなど、携帯が普及してから暴力の形も変わりつつあります。

そして、もちろん性的暴力を受ける女性も多いです。望んでいないのに、無理やり性行為をされる。見落とされがちですが、配偶者からの性的暴力も多いと思います。配偶者だからといって、相手の気持ちを確認しないで性行為を行うようなケースも暴力に入ると思います。

解決法は?

このような暴力による被害をなくすために、解決法はたくさんあります。

まず「Feminicide(女性虐殺)」を減らすために、フランスの警察もシステムを改善しようと努力しています。隣国のスペインでは、すでに告訴された配偶者の男性は女性に近づかないように、電子タグのついたブレスレットの着用が義務付けされ、女性に近づくと警報がなるようなシステムを取り入れました。女性の殺害が多かったスペインも、これを導入してから、殺害は減る傾向にあるそうです。

ハテム医師は一つの解決法として、教育をすることが大切だと述べています。高校生のころから、この世界では男性が支配者で女性は支配される側だという考え方をなくすような教育が必要だと訴えています。男性と女性が同じ権利を持っているということを理解できる男性が増えるだけでも、このような暴力は減っていくでしょう。このような会話は当たり前のことを言っているようですが、日常であまり取り上げられないのが現実で、これを聞いて驚く学生も多いそうです。

暴力をなくそう

日本ではあまり取り上げられませんが、このような暴力は行われていると思います。暴力を受けた女性は声を上げられない状態にまで陥っている人もいると思いますが、このような女性を助けられる社会が作れるといいですね。そして、女性も男性と同じように、自由を楽しむ権利を持って、自分の意見を言えるような社会になるといいと思います。

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